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7月の講座・イベント
開港からの本牧 「原三溪と本牧」
原三溪と本牧
明治後期になり、外国人居留地が解除され、
港周辺の都市開発が進められると、
「本牧」に大きな変化が訪れました。
それは元町と本牧の間に立ち塞がる
山手の丘にトンネルが開通し、
本牧と桜木町方面を繋ぐ路面電車が敷設されたのです。
より自由に行き来できるようになった「本牧」ーー、
外国人が愛した風光明媚な遊歩道や、
海辺の名所が織りなすこの景勝地を、横浜市民のために
切り拓いたのは原三溪(富太郎)でした。
洋風建築が建ち並び、外国人が行き来する開港地・横浜で、
なぜ三溪は、私財を注ぎ込み、京都の桂離宮にも匹敵する
日本庭園「三溪園」を築き、広く市民に開放したのでしょうか。
西洋化を進める明治政府は「廃仏毀釈」として
全国の仏教建築や仏像芸術を破壊しました。
国宝や重要文化財級の作品すら軽視され、
国外流出や散逸が繰り返されました。
三溪は、それらを保護するかのように
伝統な建築物を移築し、国家的に貴重な美術品を蒐集し、
さらに若き美術家、芸術家たちの支援を惜しみませんでした。
まだ世界的にみても国が運営する美術館や
博物館すら希少な時代のことでした。
「三溪」の名は、本牧三之谷の地名に由来します。
海に開かれた美しき本牧の風土が「三溪園」
誕生のきっかけになったとも言われます。
今回は、そんな三溪と「本牧」について振り返ります。
- ■ 日程
- 7月21日(日)
10:00~11:30 - ■ 対象
- 30人
- ■ 講師
- 渡邉光次氏
- ■ 費用
- 200円
- ■ 受付・募集
- 7/11~
☎か来館にて受付 - ■ 備考
~古典音楽との出会い~
地域に根差した演奏グループ
「アンサンブルノエル」
今回はゲストに
ハーディングフェーレの普及を目指す
日本で唯一の制作者である
原圭佑氏を招いてのコンサートです
曲目
弦楽三重奏Op.3よりアレグロ
浜辺の歌
「私を泣かせてください」
「私のお父さん」
ピアノ四重奏第一番ト短調K.478 他
- ■ 日程
- 7月20日(土)
19:00~20:30終了予定
開場18:40 - ■ 対象
- どなたでも
- ■ 講師
- アンサンブルノエル
ヴァイオリン:田中文
ヴィオラ:冨澤弘文
チェロ:和久井一男
ゲスト
ソプラノ:井上由佳
ピアノ:中川美香
ハーディングフェーレ:原圭佑 - ■ 費用
- 1人300円
- ■ 受付・募集
- 7/11~
電話か来館にて受付 - ■ 備考